【イベント報告】秋の栽培勉強会の様子をご紹介

こんにちは 今井の丘公園です
10月7日にサカタのタネさんより講師をお招きして栽培勉強会を開催しました!
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当日はお天気に恵まれ、参加者の皆さんの熱心な質問に講師の高橋さんには一つ一つ丁寧に答えていただきました。
参加者からは「大変勉強になりました!」「アドバイスをぜひ実践してみようと思います」など嬉しい感想をいただきました
当日の内容を一部、ご紹介いたします



Q.ナスが大きく育ち過ぎてしまいました
→A.ナスがある程度育てたら主枝の芯止めを行うと、高さがそれ以上伸びないので管理がしやすくなります。ただし芯止め後に収穫できない時期があるので注意が必要。

Q.今の時期のナスの皮が固いのですが…
→A.秋収穫時は夏と同じサイズに育てると固くなってしまうので、触感がやわらかいナスを収穫するのであれば小ぶりの状態で収穫する方が良いです。

Q.秋ナスの収穫可能時期はいつごろまで?
→A.10月までが目安です。今花が咲いているのが実となり収穫したころまでではないかと思います。

Q.ダイコンの種まき時期は? まいた後の育て方を教えてください
→A.9月頃までが一般的だが、今が適期の品種もあるので時期に合う品種を選びましょう。本葉2本位で1回目の間引きを行い、4~5本位で2回目の間引きを行います。間引きは根まで取り除くと残したい葉の根まで傷つくので、間引くものをハサミで切ると良いです。生育状態の良いものは多く残したくなるが、間隔が狭すぎるとその後の生育状況に影響があります。間隔を意識すると良いでしょう。

Q.以前ダイコンを栽培したとき、ダイコンに亀裂が入っていました。虫食い、病気等なのでしょうか?
→A.ダイコンは収穫までの間、土壌の水分バランスが一定となるのが理想で、灌水過多・不足や、大雨や長雨などでバランスが崩れると中身の成長に皮が対応できずに割れてしまいます(トマトの裂果も同じ原理)。路地栽培なので雨への対策は難しいが、生育状況や気温等を見ながら灌水を行うと良いでしょう(ただし、あまり難しく考えないこと)。

Q.チンゲンサイとカブの間引き方を教えてください
→A.ダイコン同様にハサミで葉を切ると良いです。間引いた葉が食べられるものもあるので、食べてみてはいかがでしょうか。

Q.スティックセニョールの苗が育ってきたが、虫食いが多いのでもう一度苗を購入し直して育てた方が良いでしょうか?
→A.(状況を確認後)防虫ネットの使用や捕殺等の早めの対処が大切です。スティックセニョールは脇枝からも収穫できるので、脇枝からの収穫ができるよう育ててみては?

Q.カメムシなどの駆除の仕方を教えてください
→A.殺虫剤等が使用できないので捕殺をします。害虫は早朝は活動が活発ではないので、早朝に駆除するのがおすすめです。

Q.サトイモの収穫時期はいつ頃ですか?
→A.初霜が降りる頃が収穫の目安とされています。初物を食したいのであれば、前倒しの収穫でもよいでしょう。

Q.もらった自然薯を育てたが、大きく育ち過ぎたので止めたいです。いつ頃掘り起こしたら良いですか?
→A.品種は不明ですが、つるが枯れたころが目安とされています。大きく育ち過ぎたのは自然薯は粘土質で養分が少ない箇所で生育しているので、分区園の土壌は自然薯にとっては栄養過多で、つるボケの可能性があります。

Q.ニンニクを育ててみたいです。分区園で育ちますか?
→A.青森が有名ですが青森の品種は寒い地域で育つ品種なので、暖地用の品種を植え付けた方が育てやすいです。ただし暖地用でも、関東の土(関東ローム層の土)はニンニクと相性があまりよくないですが、実験として育ててみることや栽培を楽しむという観点から作ってみると面白い発見があるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?


勉強会の大体の内容は以上になります。
現在、ホワイトボード下にサカタのタネのカタログを置いています。必要な方はお持ちくださいね

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